9月28日(土)、久しぶりの演劇にみんな気合十分です。
今回のストーリーは、「光り輝く闇」が、ちょっとしたキーワード。
宇宙ビジネス会社社長曽根崎。こいつがまた、金儲け主義で、社員のこともかえりみず、自然も命も軽んじるとんでもないやつです。
そんな曽根崎ですが、変わっていくのは、花や虫たちとの出逢いから。
さあ、どんな出逢いなのか、劇場でお楽しみください。
ドリプロでは、2016年にオリジナル脚本「21番目の素敵な出逢い」を初演。その後少しずつリメイクし、2017年、2019年と3回公演をしました。
赤ちゃんの心が天から旅をして、お母さんに出逢うまでの演劇に、常盤貴子さん、志甫まゆ子さんがボランティアで参加してくださいました。
NIPT(新型出生前検査) の登場によって、ダウン症とわかると生まれてこれない赤ちゃんがいる、それに心を痛めて、命の大切さや、ダウン症のある人たちの素敵なところをたくさん込めた演劇にしました。
「凜と生きる」は、オリジナル脚本第2作目。3年前、曽根崎は、へらへらしたダメ男のお兄ちゃんでした(笑) 今回はかなりスケールが大きくなっていますね。
でも、根本に流れるものは変わりません。
津久井やまゆり園事件の犯人は、話せるか話せないかで命の価値を決めようとしました。でも、障がいがあって、話すことがむずかしくても心には豊かな世界があります。
あなたには、花の声が聞こえますか?
話すわけがない、と決めつけていたら、聞こえませんが、
何かを語っているかもしれないと、耳をすませば、聞こえてくる思いがあります。
第2部のトークでは、「NPO法人こつこつ」の5組の方が出てくださいます。
肉態舞踏家の戸松美貴博さんも加わるので、即興で何が始まるか
それも楽しみです。
理事長の里見さんは、息子の英則さんが生まれたとき、一生何もわからず話すこともできないと医者から言われました。それでも愛情こめて18年間育て、指筆談や文字盤などの手法を使うことで、こころの声を表出できるようになったとき、英則さんがはじめて言ったことばが「おかあさん、ありがとう」だったそうです。
日頃、なかなか表に出てくることはない、こうした「NPO法人こつこつ」さんのような存在をまず知っていただきたい、そう思います。
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